大秦帝国

時代:戦国時代の秦 孝公の時代

話数(参考):51話

制作年:2006年

キャスト
衛鞅(商鞅):ワン・ジーフェイ
白雪(商鞅の思い人):ガオ・ユエンユエン
嬴虔:ルー・ヨン
太后:リュイ・チョン
熒玉(商鞅の妻):チイ・ファン
嬴駟(後の恵文王):リウ・ナイイー

視聴評価 ★★★★☆

番組サイト説明(BS日テレ)
https://www.bs4.jp/daishinteikoku/
紀元前360年頃、中国、戦国時代末期。後に始皇帝により初の中国統一王朝として歴史に決然と屹立する秦は、滅亡の危機に瀕していた―。辺境に位置する弱小国として、当時最強を誇っていた魏を中心に楚・斉・趙・韓・燕に攻め立てられた君主・孝公は存亡を賭けての国家改革を決意する。「広く奇計の士を求む」という孝公の意を受け「変法」と呼ばれる一大改革を遂行するのは魏を出奔した商鞅。運命の出会いを果たした2人は、やがて秦を戦国最強国家として成長させていく。

感想
孝公の時代には『犬も逃げ出す』と言われるほどの貧国だった秦。贏氏一族の内紛が長く続いて、国力が弱体化していました。そんな状況をなんとか打開して強国にしたいと考えた孝公は、他国の賢者を幅広く求め、衛の公族系である法律家の衛鞅(後の商鞅)を迎えます。ここから二人三脚で共に万難を排して秦を強くするためにまい進していきます。「商鞅の変法」がいかに困難の中推進されたか、そしてそれがどれだけ秦の強国化に役立ったかが描かれていきます。
始皇帝の天下統一は一代で成し遂げたものではなく、ここから始まったのだということがよく分かるドラマでした。”

amazonで視聴する

始皇帝天下統一

時代:秦

背景:父の子楚が人質として趙にいた頃から嬴政(えいせい)が始皇帝となるまで

話数(参考):78話

制作年:2020年

キャスト
●嬴政(えいせい):チャン・ルーイー。
●呂不韋:ドアン・イーホン 出演作:「鬼谷子-聖なる謀-」
●李斯:リー・ナイウェン
●趙姫:チュウ・チュウ 出演作:「斗羅大陸~7つの光と武魂の謎~」
●異人:シン・バイチン。
●華陽夫人:ヴィヴィアン・ウー 出演作:「金蘭良縁」

視聴評価:★★★★☆

感想
母の趙姫や呂不韋との確執を乗り越えて、次第に秦の王として自立していく嬴政を、丁寧に描いたドラマだと思います。嫪毐(ろうあい)の乱も、発端から処刑までしっかり描かれており、ことさら趙姫を揶揄するような表現もなく、実際はこんな感じだったのかもしれないな、と思えます。
78話という長編らしく、ひとつひとつのエピソードが丁寧に描かれており、引き込まれます。
始皇帝の天下統一でドラマは終わるので、趙高は出てくるものの一介の宦官として描かれるにとどまっています。李斯も非常に善人に描かれており、韓非の死に際しても彼に対する嫉妬心から殺したという設定ではなく、あくまでも親友として見送りました。呂不韋の描かれ方も好意的だと思いますし、嬴政は、時折感情的に激昂する場面もありますが、全般通して冷静な国王として描かれています。
多少物足りない部分もあるものの、丁寧なドラマだと思います。

amazonプライムで見る