時代:北宗
話数(参考):40話
制作年 :2022年
キャスト
趙盼児:リウ・イーフェイ 出演作:「ムーラン」
顧千帆:チェン・シャオ 出演作:「月に咲く花のごとく」「雲中歌」「後宮の涙」「神雕侠侶 」
宋引章:リン・ユン 出演作:「蒼穹の剣」
欧陽旭:徐海喬 出演作:「蒼蘭訣」「清越坊の女たち」
陳廉: 管雲鵬
杜長風:ジャン・ジアオチェン
池蟠(チハン):ダイ・シュー 出演作:「招揺(姜武)」
視聴評価:★★★★☆
番組サイト説明文(WOWOWより引用)
https://www.wowow.co.jp/detail/184130
北宋の都、東京。皇城司では“生き閻魔”と恐れられる指揮使・顧千帆の指示で反皇后一味への尋問が行なわれていた。顧千帆はその証言をもとに、宮中の秘密に関わる絵を求め杭州・銭塘へと向かう。銭塘で茶舗を営む趙フン児は隣人の孫三娘と開店の準備中。やがてフン児の茶と三娘の菓子を目当てに多くの客が訪れる。その中に顧千帆と配下の老賈もいた。フン児たちが立ち働いていると、突然、役人に追われた賊たちが店に押し入り…。”
感想
冒頭はサスペンス風の展開で、皇后の過去をあばく「夜景図」を巡って、皇城司の役人である顧千帆と、地方で茶店を開いていた趙盼児が出会います。数々の危機を機転で乗り越える趙盼児に、生き閻魔と呼ばれる顧千帆が心を開き、2人は惹かれあっていきます。身分の違いや立場の困難を乗り越えて絆を深めていく2人。しっとりとした大人の恋愛が心地よく見られるドラマでした。
ふたりの周辺を固める面々も、堅い絆で結ばれていく宋引章や孫三娘、顧千帆の傍で支える陳廉、最初は敵役でありながら中盤からは力強い味方になる池蟠など、個性的で魅力のある人たちがたくさんです。
そもそもの発端となった、趙盼児の婚約者である欧陽旭とのいきさつは、最終回までもつれ込みます。最後のまとめ方は、ちょっと安易すぎるのではないかという不満はあったものの、全体としては秀作でした。特に、趙盼児が欧陽旭に与えた決定打は痛快。