永楽帝~大明天下の輝き~

時代:明

背景:初代皇帝から三代皇帝永楽帝の時代

話数(参考):45話

制作年:2017年

キャスト
朱棣(シュ・テイ):ウィリアム・フォン 出演作「明蘭」「蘭陵王
朱棣【若年期】:チョン・イー 出演作「長安 賢后伝」「琉璃」「青雲志」
朱元璋(シュ・ゲンショウ):チェン・バオグオ
朱標(シュ・ヒョウ):ホー・ションミン
朱允炆(シュ・インブン):チェン・イーチョン
徐達(ジョ・タツ):チャン・フォンイー 出演作「武則天」「九州縹緲録(ひょうびょうろく)
劉基(リュウ・キ):ワン・ジンソン 出演作「キングダム~戦国の七雄(燕昭王役)」「扶揺(フーヤオ」「鶴唳華亭」
姚広孝:ワン・フイチュン 出演作「昭王~大秦帝国の夜明け~(斉王役)
徐妙雲(ジョ・ミョウウン):インアル/若年期はユー・ティアル
馬皇后(バ・コウゴウ):ワン・ジー
伯雅倫海別(バヤルンハイベ):チャン・ジーシー 出演作「雲間の月は輝きて~運命の恋人~」「運命の桃花~宸汐縁~」「三国志〜司馬懿 軍師連盟〜(甄宓役)」

視聴評価:★★★★★

番組サイト紹介文(WOWOWより引用)
https://www.wowow.co.jp/detail/184630
中国大河ドラマの巨匠ガオ・シーシー監督のもとにオールスターキャストが集結!明代を舞台に永楽帝の激動の生涯を圧倒的なスケールで描く本格歴史超大作!
中国でゴールデンタイムに放送された衛星放送のドラマで、視聴率20日連続1位を獲得した話題の本格時代劇を日本のテレビ初放送する。「三国志 Three Kingdoms」や「項羽と劉邦 King’s War」を手掛けた中国大河ドラマの巨匠ガオ・シーシー監督のもと、明の最盛期を築いた第3代皇帝・永楽帝の波瀾万丈の生涯をオールスターキャストで描く。
主人公の永楽帝・朱棣(しゅてい)を演じるのは、その青年期までを「琉璃~めぐり逢う2人、封じられた愛~」で大ブレイクした大注目の若手俳優チョン・イー、壮年期以降を「蘭陵王」や『西遊記 孫悟空vs白骨夫人』などドラマ・映画の両方で活躍する演技派ウィリアム・フォンが担当。さらに、「漢武大帝」のチェン・バオグオ、映画「レッドクリフ」シリーズのチャン・フォンイー、「宮廷の秘密~王者清風~」のミッキー・ホーら名だたる名優たちが集結した。
厳しい時代考証を経て再現された豪華絢爛な衣装や建造物に加え、迫力満点のモンゴルとの戦争シーンなど見どころは満載。実力派俳優たちが繰り広げる壮大な歴史絵巻をご堪能いただきたい。”

感想
永楽帝が手腕を振るう時代のドラマは数々見ましたが、永楽帝になる前の朱棣(シュ・テイ)時代を中心としたドラマは初めてでした。どういう経緯を辿って皇帝となったのか、経緯は知っていてもその人物像を詳しく見ることが出来て、興味深い作品でした。壮大なドラマで、前半の朱元璋が生きている時代の葛藤も見ごたえがあり、一見の価値ありです。
個人的にはウオレス・フォーが好きなので満足度が高かったですが、若年期を人気のチョン・イーが演じていたり、徐達(ジョ・タツ)のチャン・フォンイー、劉基(リュウ・キ)のワン・ジンソン、姚広孝のワン・フイチュンなど、大御所も多数出演しており、役者さんも豪華です。”

花様衛士~ロイヤルミッション

時代:明

背景:第12代嘉靖帝の時代

話数(参考):55話

制作年:2021年

キャスト
●陸繹(りくえき):アレン・レン 出演作:「麗王別姫~花散る永遠の愛~」「龍珠伝 ラストプリンセス」
●袁今夏(えんきんか):タン・ソンユン 出演作:「宮廷の諍い女」
●厳世蕃(げんせいはん):ハン・ドン「宮廷女官 若曦」「射鵰英雄伝」「風中の縁」
●上官曦:イエ・チン 出演作:「解憂」「宮廷女官 若曦」

視聴評価:★★★★☆

感想
皇帝直属の錦衣衛陸繹(りくえき)と、捜査機関六扇門の袁今夏(えんきんか)が数々の難事件に立ち向かううちに愛をはぐくみ、最終的には袁今夏(えんきんか)の出自の秘密が明かされていく。絶対的な悪として立ちはだかる厳世蕃(げんせいはん)。実在の人物であり、謎めいた部分もあり、存在感があります。麗王別記で皇太子を演じたアレン・レンがこの作品でもりりしい姿を見せてくれます。

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女医明妃伝 ~雪の日の誓い

時代:明

背景:明朝の第6代皇帝、正統帝(朱祁鎮)の時代

話数(参考):50話

制作年:2016年

キャスト
●允賢(いんけん):リウ・シーシー 出演作:「宮廷女官 若曦」「風中の縁」
●祁鎮(きちん):ウォレス・フォ 出演作:「如懿伝(にょいでん)~紫禁城に散る宿命の王妃~」「鏢門(ひょうもん)Great Protector」
●祁鈺(きぎょく):ホアン・シュエン 出演作:「海上牧雲記~3つの予言と王朝の謎~」「ミーユエ-王朝を照らす月」
●エセン:ユエン・ウェンカン 出演作「「孔子」

視聴評価:★★★☆☆

感想
医者の家系に生まれた主人公、允賢(いんけん)が祁鎮(きちん)・祁鈺(きぎょく)という2人の皇帝に愛される。土木の変で祁鎮(きちん)がオイラトに囚われた時、同行して苦難をともにする。明に戻ってからは祁鈺(きぎょく)の妃となるが、不遇な生涯をおくることになってしまう。心の底では祁鎮(きちん)と愛し合っているのが分かるので、見ているこちらはもどかしいのですが、最後まで節度を守り、自分の責務を果たそうとする2人が健気です。「大明皇妃」のジャクビが皇太后として出てきますが、全くイメージが違うので、理解するのに時間がかかりました。

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成化十四年〜都に咲く秘密~

時代:明

背景:明朝の第9代皇帝、成化帝(朱見深)の時代。正統帝(朱祁鎮)の息子、宣徳帝(朱瞻基)の孫にあたる。

話数(参考):48話

制作年:2020年

キャスト
●汪植(おうしょく): リウ・ヤオユエン(劉耀元)
●唐泛(とうはん):グアンホン(官鴻)出演作品:「流星花園2018」
●隋州(ずいしゅう):フー・モンボー(傅孟柏)出演作品:「返校」
●李子龍(りしりゅう):ワン・マオレイ(王茂蕾)出演作品:「瓔珞~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~」 「三国志~司馬懿 軍師連盟~」
●裴淮(はいかい): マオ・イー(毛毅)出演作品:「天主之城」 「鳳凰の飛翔」
●プロデューサー::ジャッキー・チェン

視聴評価:★★★★☆

感想
皇室の諜報機関である西廠の主管の汪植(宦官)・行政機関の順天府で推官を勤める天才的頭脳の唐泛・錦衣衛の隋州という異色のトリオが難解な事件を解決していくのですが、物語全体は3年前の大爆発事故に端を発する事件へとつながっていきます。。ジャッキー・チェンがプロデュースしており、格闘シーンは本格的で特に隋州が闘うシーンは見応えがあります。

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大明皇妃 Empress of the ming

時代:明

背景:建文帝から帝位を奪った燕王が第3代皇帝・永楽帝として即位した時代

話数(参考):62話

制作年:2019年

キャスト
●孫若微(そんじゃくび):タン・ウェイ(湯唯)出演作:『ラスト、コーション』『レイトオータム』
●朱瞻基(しゅせんき):ジュー・ヤーウェン(朱亜文)出演作:「孫子兵法」
●胡善祥(こぜんしょう):ドン・ジアジア(鄧家佳)出演作:「Burning Ice<バーニング・アイス>-無証之罪-」
●徐浜(じょひん):チャオ・ジェンユー(喬振宇)出演作:「古剣奇譚~久遠の愛~」
●朱棣(しゅてい):ワン・シュエチー(王学圻)出演作:『孫文の義士団』
●朱祁鎮(しゅきちん):チャン・イーシン〔EXO レイ〕(張芸興)出演作:『カンフー・ヨガ』
●朱高煦(しゅこうく):ユー・ハオミン(俞灝明)出演作:「月に咲く花の如く」

視聴評価:★★★★☆

感想
前半は逆賊としての若微、中盤は瞻基の妃としての若微、後半は瞻基の死後皇室を支える若微、とどの時代も苦難の中を生きていきます。作品としては、前半から中盤にかけてがおもしろく、後半は見ていても辛いことが多いです。ここまで人間の狂気を描く必要があるのか、と思いますが、結末は穏やかなのでほっと出来ます。

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恋心は玉の如き

時代:明

話数(参考): 45話

制作年:2021年

キャスト
徐令宜(じょれいぎ) 役:ウォレス・チョン(鍾漢良) 出演作「マイ・サンシャイン~何以笙簫默~」「孤高の花~General&I~」
羅十一娘(らじゅういちじょう) 役:タン・ソンユン(譚松韻) 出演作「花様衛士~ロイヤル・ミッション~」「家族の名において」
林世顕(りんせいけん) 役:タン・シアオティエン(唐暁天) 
喬蓮房(きょうれんぽう) 役:ハー・ホンシャン(何泓姍) 出演作「如懿伝(にょいでん)~紫禁城に散る宿命の王妃~」「鳳凰伝 ~永遠(とわ)の約束~」「九齢公主」

視聴評価:★★★★☆

番組サイト説明(BS11より引用
https://www.bs11.jp/drama/koitama/
大ヒット時代劇「孤高の花~General&I~」の英雄役で、人気を不動のものにしたトップスターのウォレス・チョン。本作では、寡黙で冷淡に見えるが有能で誠実、実は情の深い将軍を演じる! そんな彼と政略結婚をするヒロインには、「花様衛士~ロイヤル・ミッション~」で知名度を上げ、「家族の名において」で2020国劇盛典の期待の新進女優・オブ・ザ・イヤーを受賞した女優タン・ソンユン。これまでの元気なヒロインからガラッと雰囲気を変え、物怖じしない聡明な若妻を演じきり、新たな魅力を発揮! 家が決めた結婚で初めは互いに無関心だったが、少しずつ認め合い愛を育んでいく実力派2大トップスターカップルの“おしどり夫婦”ぶりに釘付けになること確実! 「瓔珞~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~」「夢織姫~秘密の貴公子に恋をして~」などを手掛けた時代劇のプロフェッショナルたちがメガホンを取り、ロマンスはもちろん、側室と正室の手に汗を握るバトル展開なども見応えたっぷり! 今の時代にも通じる、助け合い尊重する夫婦の美しい愛をお届けする最高のロマンティック時代劇!”

感想
展開がおもしろく、退屈することなく続きが楽しみになるドラマ。主演のウォレス・チョンは「孤高の花」ではあまりに辛い役どころで笑顔を見たことがなかったですが、このドラマでは家を背負った立場で同様の固い表情も多いながら、妻の十一娘と心を通わせる中で人間らしい温かさを取り戻していきます。2人の間の心温まるやり取りに、見ている方も幸せな気分になれます。また、夫婦の周辺で使える侍従たちもいい味を出していて、十一娘の侍女2人、侯爵の侍従と部下、家族感のある仲間です。ストーリー自体は母親の死の真相を追い求めていく十一娘と、父や兄を死に追いやった仇敵である区家が繋がっていき、サスペンス調のおもしろさもあり、退屈することはありません。また、区家の次男でありながら正義感をもって十一娘を助けてくれる林世顕の存在も見どころです。