全35話
2025年制作
時代背景:唐 ライチを欲しがっているのは楊貴妃がモデルと思われる
番組サイト説明
『長安二十四時』の原作者&制作陣が再集結!
映像美と確かな演技で紡がれる、異色の“献果”エンターテインメント時代劇
「1日で色が変わり、2日で香りが変わり、3日で味が変わる」と称されるほど傷みやすい果物・ライチ。唐の時代を背景に、貴妃の誕生日に献上する新鮮なライチの調達を押し付けられた下級官僚の奮闘の日々を描く。『長安二十四時』原作者&演技派俳優レイ・ジャーインが再タッグを組んだ異色の“献果”エンターテインメント時代劇。
キャスト
李善徳:レイ・ジャーイン 出演作:「長安24時」主役の張小敬役
鄭平安:ユエ・ユンポン
阿弥塔:ナーナシ
雲清:アン・ティエン
何有光:フォン・ジアイー
趙辛民:ゴン・レイ 出演作:「康熙帝」納蘭明珠役
蘇諒:リュー・リアン
阿憧:ジョウ・メイジュン
評価 ★★★★★
感想
中国時代劇といえばイケメン+美女が定番ですが、このドラマにはイケメンはいっさい登場しません。主役はさえない下級官吏、妻に先立たれ幼い娘を育てる中年男で、重要な役割として登場する妻の弟もイケメンとはほど遠い。唯一のイケメンは左相の配下として登場するショーン・ドゥくらい。
主人公、李善徳はその名のとおり馬鹿正直なくらいの善人です。実は算額に優れた秀才ですが世渡りが下手すぎて誰にも認められていません。かたや、義理の弟である鄭平安は見た目のひょうきんさとはかけ離れた頭の回転の早いタイプ。左相の密偵として働いています。中国の人気漫才師らしく、さすがに間のとり方がうまいです。
思いがけず嶺南から長安までライチを新鮮なまま運んでくるという不可能な任務を押し付けられた李善徳が孤軍奮闘する中で、朴訥とした嶺南の人々に信頼され仲間を増やし任務を遂行する姿を縦軸に、横暴な右相に対抗する左相の策略がからみ、さらに過去の様々な人間関係が複雑に交差する構成で、後半になるほどひき込まれます。
2025年のドラマは似たような復讐劇が多かった中で、この作品は異色であり秀作と思いました。